あげ足取りみたい事を書いて、すみません!
足の指が地に着いていない≠落ち着かない気持ち
足圧バランス測定のイベント中は当然、お客様と足のことを中心にお話をするのですが、その中でも「足の指が地に着いていないよ」って話は、結構多く話ししています。
それはバランス測定をしたら、そんな状態の人がたくさんいるからです。
最近テレビでもこの状態のことを、多く取り上げられているため、足の状態が気になっている人もたいへん多くなってきています。
そして、あるお客様は自分の足圧バランス画像を見て、
「足の指が着いていないっ!浮き足だ。」と。
言葉的にはビミョーに似ているんですが・・・。
でも、意味は全く違います!
「浮き足」って言葉的には「浮き足立つ」のように使って、落ち着かない様子を表す慣用句です。
あるいは相撲なんかではかかとをあげてつま先で立っている状態も浮き足って言うみたいです。
しかし、これだと真逆の意味になってしまいます。
ちなみに足圧バランス測定で、浮き足立っているかどうかのように、お客様の心の中まではわかりません。(笑)
足の指が地に着いていない状態を実際には「浮き指(浮指)」と言います。
足の指が浮いている状態です。
浮き足と浮き指は言葉は似ているが意味は全く違います!
まあ、確かに「浮き指」だと不安定でふらふらするので落ち着かない感じかもしれませんが。
今回の記事は「浮き足」ではなく、「浮き指」に関してのお話しです。
多くの方がなっている浮き指。気が付いていますか?
もちろん、浮き指である人が、何事もなく日常生活を送っている人はたくさんいます。
しかし、この浮き指が原因だと思われる症状で、足の痛みなどで悩んでいる人もたくさんいることも事実です。
そして、大きな問題は、自分が浮き指であっても、浮き指であるということを意識できていないことなんです。
浮き指は普段、なかなか気が付かない症状で、言われてみてはじめて、指が着いていないかな?
という人がほとんどです。
ちょっと、その場に立って自分の足の指が地面にしっかりと着いているか確認してみてください。
浮き指であるために起こっていること
浮き指であるため、歩くときに足の指(特に親指)で地面を蹴らないで、拇趾球付近で地面を蹴ってしまいます。
そのため、拇趾球や横アーチ上の角質が硬くなり、タコができやすくなります。
しかし、タコができると痛くなるので、硬くなったタコ(角質)を削るという作業だけで済ます方が大半です。
もちろん、根本的原因を改善していないので、また同じところにタコが出来てしまいます。
角質を削る行為は悪いことではないと思いますが(実際病院でやってもらうこともあります)、何度も何度も皮膚を削るのはいい加減やめたいっと思っている方もいるのではないでしょうか?
さらに、足の指が浮いている人は、歩く時や走る時も足の指を使えていない人がほとんどです。
なので、しっかりと地面を蹴ることができず、無駄な筋力を使い、疲れやすくなってしまいます。
根本的原因を改善するには?
ここまで書いて、もうほとんど改善方法の答えを書いている感じになっていますが、わかりますか?
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そうです。
「足の指を使う」
です。
足の指を使うことで、拇趾球や横アーチ上で地面を蹴るという行為をしなくなり、そこの負担を大きく減らします。負担がかからなくなることで、皮膚の防御反応である角質を硬くするということが減ってくるのです。
さらに、足の指でしっかり地面を蹴るようになると、タコができにくくなるだけでなく、人間本来の歩き方になり、効率よく歩くことが出来るようになるのです。
指を使って歩くと足裏のアーチ(土踏まず)がしっかりと動くようになるので、土踏まずの活性化にもつながります。
土踏まずが動かないことで負担をかけていたふくらはぎの負担が大きく減ります。(足の指を使っていない方、ふくらはぎの疲労感が強くないですか?)
足の指を使うということを心がけるだけで、体にここまで大きな変化をもたらします。
ぜひ、この足の指を普段から使うということを心がけるように改善してみてください。
体に大きな変化をもたらしますよ。
足の指を使うということは、成人した大人だけの問題ではありません
足の指をしっかりと使わなければならないということは、成長盛りの子供たちにも大きく当てはまります。
特に最近は環境が整備されている(平らな地面)ため、子供たちの足裏のアーチ(土踏まず)の成長にも悪影響を及ぼしています。
子供たちは整備された環境下では足の指をあまり使わなくても不自由なく過ごせてしまうため、足の指を使う習慣がついていない場合が多いのです。
そのため、足裏アーチ(土踏まず)をしっかり動かしていない(足の指を使わないと足裏のアーチはほとんど動きません)ので、アーチの筋力がつかなく、偏平足のお子様が非常に目立つようになってきています(当社バランス測定会で実感してます)
お子様がいらっしゃる方は、お子様の足のことも気にかけてみてください。