あの人、最近、調子が上がっていない?
インソール(靴の中敷)を入れてから、ほとんどの人がパフォーマンスが上がったと言ってくれてます。
まあ、中には
「どうかなー?」
って方もいますが、ごくわずかです。
周りの人で
最近走りがよくなってきた。
歩き方がよくなってきた。
パフォーマンスが周りから見ても上がった。
自転車競技でトップだった人やマラソンで完走した人が次の日に問題なく仕事をしている
って方は、もしかしたらインソールを使い出しているのかもしれませんね。
実は最近はインソールが以前よりも大きくクローズアップされており、多くの方がインソールにこだわりを持つようになってきました。
(このことは、足圧バランス測定会を実施していると明らかに実感できます)
最近はテレビの影響もあり、足や足バランスの重要性が話題となっております。
そのために、スポーツをする方以外にも多くの方がインソールを使いはじめています。
しっかりとしたインソールを使うと、
力を出しやすくなったり、
疲れづらくなったり、
ケガをしにくくなったり、
膝や足の痛みが解消されたり、
次の日に疲れを残さなくなったり、
良いこと尽くめです。
特にトップアスリートが使って定評のあるアイテムを市販用にフィードバックさせたものは効果に期待ができそうですね。
足裏3点アーチを理想の形にするだけでいいのか?
多くのインソールは足裏の3点アーチを支えて土踏まずを理想の形に近づけるものです。
3点アーチを理想の形に近づける事でバランスが補正され、体を正しい状態にし、足や膝、腰の負担を減らし、正しく体を使うことで大きくパフォーマンスを上げる事ができます。
しかし、実は足裏アーチは理想の形に近づけるだけではダメだって知ってますか?
もちろん、それをするとバランスが良くなり体の負担が減り、パフォーマンスは上がるのですが、まだまだ足裏、本来の機能を使いきれません。
もう一つ足裏アーチのことで重要な事があります。
これはバランス補正よりももっと重要な事だと我々は考えています。
それは足裏アーチが動いて作用するというです。
足裏アーチの機能にはバネの機能とクッションの機能があります。
クッションの機能だけなら、アーチを固定するために低反発なんかの素材で作ったのもが適しているかもしれません。
しかし、バネの機能を引き出すには低反発では、全く逆の作用となってしまい、そのバネの機能を引き出せません。
そのバネの機能を出すために硬さが必要となってきます。
そして、アーチを固定してもいけません。
アーチが動かないとバネの機能は引き出せません。
アーチは動いて作用しているという事をしっかり覚えておいてください。
そうなれば、足裏3点アーチをしっかり支えるために、土踏まずを固定してはいけないってわかりますね。
(このアーチが動くという事実を忘れているインソールがたくさんあります)
じゃあ、固定してはいけないのなら、元々のインソールでいいのでは?
確かに、そのせっかく買ったインソールがアーチを動かなく固定してしまっているのなら、その方がいいかもしれませんね。
しかし、ほとんどの元々のインソールは柔らかいものが多く、ただ敷いているだけってものが多いのも事実です。
また、かかともきちんとサポートをされていないものが多いので、かかとにブレが生じ、無駄な動きが出てしまいます。
無駄な動きがあると余計な力を必要としてしまうので、疲労の原因にも繋がります。
もちろん大抵のものはアーチに対してのアプローチもありません。
では、どんなインソールがいいのか?
足裏3点アーチに働きかけ、バランス補正をするのはもちろん重要です。
そしてアーチをサポートするのではなく、アーチの動きをサポートするようにできていなければなりません。
当然、かかとがブレないようなサポートも重要です。
この3つの事がしっかりとできているインソールが足裏の機能をしっかりと引き出す事ができるインソールとなるのです。
こうしたインソールを使い、足裏アーチの本来の機能を引き出す事ができれば、あなたの持っている本来の力を引き出す事ができるようになり、パフォーマンスをあげ、さらに、日々のトレーニングの効率をあげる事が出来るのです。